研究・実践活動ページに第26回 職業リハビリテーション研究・実践発表会の内容をアップしました

2018年11月8日(木)~11月9日(金)の2日間、東京ビッグサイトにて「第26回 職業リハビリテーション研究・実践発表会」が開催されました。
当社は下記の通り発表を行いましたのでご報告いたします。

第26回 職業リハビリテーション研究・実践発表会における研究発表についてPDF(157KB)

 

 当社では、一般就労場面の業務・環境を再現した模擬体験プログラム『企業実践』を実施しております。支援員は利用者の主体的な参加を引出し、最終的に職場における問題解決行動が実践できるようにサポートする必要があります。今年度は効果的な支援員の関わり方を整理し、実践した結果を発表いたしました。

 

厚生労働省の障害者雇用状況の集計結果では精神障害者の雇用率向上が例年報告されている一方で、職場定着率の低さが指摘されています。精神障害者の離職要因としては、精神障害に関連する問題や就業意欲の低下などが報告されており、類似の要因が就労移行支援事業所の訓練継続でも報告されています。そこで、上記課題に対して有効であると考えられるセルフモニタリングシートを活用した支援を発表いたしました。

 

一般的に精神障害者は自己評価が低く、自己効力感を高める支援が有効だと報告されています。本発表ではセルフモニタリングシートをもとに支援者が自己効力感を高める関わりを実践し、利用者の自己効力感を高めるとともに障害理解を深めた事例を発表いたしました。本発表は臨床心理士資格保有者ではなく、一般職員が介入して結果が得られた事例となっております。