当社の就労移行支援事業が、国際学会において、社会的企業の成功例として発表されました

当社の就労移行支援事業が、国際学会において、
社会的企業の成功例として発表されました

 

当社の就労移行支援事業のビジネス・モデルについて、関西大学横山恵子教授及び尾道市立大学後藤祐一准教授が、アメリカ・サンディエゴで行われた「ARNOVA」※1第48回年次大会でポスター発表を行いましたのでご報告いたします。

表題:A Comparative Study on Organizational Behavior of WISE ※2 in JAPAN
– Employment Transition Support in Japan –
(日本における労働統合型社会的企業の組織行動に関する比較分析 ― 就労移行支援事業を事例として ―)
開催日時:2019年11月23日~25日
場所:Sheraton San Diego Hotel & Marina

本発表では、社会的企業に関する先行研究において「社会的成果(Social Performance、SP)」と「経済的成果(Economic Performance、EP)を両立させる困難さが議論されているなかで、当社の就労移行支援事業が、社会的成果と経済的成果を両立させた成功したビジネス・モデルとして取り上げられております。
企業の持続可能な成長のために「ESG」(環境・社会・企業統治)への配慮が注目されております。『すべての人が「希望」を持てる社会の実現に向けて』という経営理念のもと、障害者の就労促進に取り組んできた当社において、ESGのうちの「S」(社会)のモデル企業として取り上げられたことを、大変名誉に感じるとともに、今後ともますます障害のある方の活躍の場を創出するために、さまざまな研究・実践活動を継続していく所存でございます。

以上

 

 用語説明
※1 「ARNOVA」(The Association for Research on Nonprofit Organizations and Voluntary Action)は1971年に設立された非営利組織及びボランタリー活動に関する国際学会で、学者や教育者、実践家などで構成されます。48回を数える今年の年次大会においては、世界40ヵ国以上から、817人の参加者が集いました。
 2 「WISE」(労働統合型社会的企業)とは、労働市場から排除された低技能の就労困難者(失業状態にある若年者, 障害者、シングルマザー等)に就労・訓練機会を提供し、社会的かつ経済的な自立を支援し、社会的包摂を目指す事業体を指します。