【溝の口】「オンライングループディスカッション」特別プログラム

こんにちは!ウェルビー溝の口駅前センターです。
障害者の就職を支援するウェルビー溝の口駅前センターでは、3月6日(土)に、特別プログラム「オンライン グループディスカッション」を実施いたしました。ルールを設けた上で、ZOOMを活用し、コミュニケーションの訓練を実施いたしました。

<実施方法、流れ>
オンライングループディスカッションは、複数の人が一度に参加できるWeb会議ツール(ZOOM・Teams・Google Meet等)を使用して実施します。企業が承認してからではないと、会議ツールに入室できないケースも多くあります。定刻になると担当者からテーマや制限時間、ルールなどが伝えられ、自己紹介などをした後に意見を出し合い、グループとしての意見をまとめて発表します。

<ZOOMとSkypeの違い>
Skypeもオンラインでミーティングができるという意味では、ZOOMと同じです。ではその違いはどこにあるのか・・
実はこれら2つには大きな差異があります。
まずSkypeですが、そのシステムは、基本的に、個人と個人とのやりとりになります。つまり、事前にそれぞれがSkypeのIDを登録し、直接、通話や文字のチャット(文字のやりとり)を行います。つまりSkypeはIDをもっている者どうしの「ビデオ通話」のイメージです。
対してZOOMは、個人のID取得は不要で、主催者であるホストが送った会議室のIDと、入るにあたっての鍵ともいえるパスワードを使います。つまりZOOMはI個人IDの不要な「オンライン会議」と言えます。
また、ZOOMにあってSkypeにはない便利な機能が、ホワイトボードです。会議に参加しているメンバーに同じホワイトボードの画面を表示して、それぞれのメンバーが、そのホワイトボードに書き込みができるのです!便利ですよね!!

<一般的な流れ>
1.テーマや時間、ルールなどを職員より伝えられる
2.自己紹介をする
3.役割(司会、書記、発表、タイムキーパー等)を決める
4.それぞれの意見を出し合ったり、共同作業を行ったり、ディスカッション行うグループとしての意見をまとめる(成果物があるなら、成果物の制作)
5.発表する

<事前準備と注意点>
①ネットの接続環境を整えよう
ネット環境が不安定なためにフリーズしたり、接続が切れて途中退出してしまったりというケースはよくあります。再び会議に入り直しても、それまでの議論の内容を聞く必要が生じ、時間をロスしたり他のメンバーに迷惑をかけたりしてしまうので、ネットの接続状況は事前に確認しておきましょう。家庭用で回線が切れやすい場合は、通信速度が速く、安定してつなげるプロバイダ(回線事業者)に変更した方がいいケースもあります。

②Web会議ツールの使い方、事前設定を確認しておく
使用するツールによって、接続の手順が違ったり、アカウントの作成が必要になったりするケースもあるので、事前に確認しておきましょう。初めて使うツールの場合は、操作説明をよく読み、わからないことは予め調べておくことをオススメします。もともとアカウントを持っているツールであれば、プロフィール画像を就活用の写真に変え、アカウント名も本名に設定しておくようにしましょう。

③部屋の環境やカメラ写りをチェック
オンライングループディスカッションに参加する際は、できるだけ雑音が入らない静かな場所を選ぶようにしましょう。自分の後ろは、映り込む要素が少ない場所を背景にするのがオススメです。また、部屋の採光や照明の位置によっては顔が暗く映ってしまったり、表情が伝わりにくくなったりすることがあります。場所を移動したり、卓上ライトを利用したりして、顔全体が明るく映るように調整しましょう。

④表情と動きは普段の5割増しに!
Web会議ツールでは画面が分割されて小さくなるため、一人ひとりの表情が見えにくく、誰がしゃべっているのかもわかりにくいことがあります。そのため、自分が発言するときも、人の発言を聞くときも、表情や身振りは「普段の5割増し」にすることを意識するようにしましょう。また、発言のときにはカメラを見るように心がけてください。画面を見てしまいがちですが、メンバーに視線を送ることで、意思がより伝わりやすくなります。もしあまり発言ができない場合も、笑顔で大きく相づちを打って、「しっかり聞いて議論に参加している」という姿勢を見せることが大切です。

<実施報告>
今回、ウェルビー溝の口駅前センターでは在宅訓練者を含めて6名が参加しました。始めてZOOMを活用した方もいらっしゃったためログイン方法や音声やカメラの設定方法、アクション(手を挙げる・手を下げる・拍手等)の仕方から学び、ディスカッションのテーマを“疲れたときの回復方法”として話し合っていただきました。
最後に振り返りを行い、新型コロナウイルスの影響により、オンライン面接やオンライン企業見学が主流になりつつあるため、不安な方は、訓練の一環として練習をさせていただく旨をお伝えしました。

<受講者の感想>
「メモをとる際に、紙媒体のノートだと下を向いてばかりになるためWord等のノートを活用し、会話に参加する姿勢が大事だと気付きがありました。」「皆一斉に話し出すと声が被ってしまうため、意見がある場合は“手を挙げる”というアクション機能を活用することで、ディスカッションが円滑に進むことを知れた。」「これから、説明会や面接など、就職活動時にZOOMを活用する場面が出てくると予測できるので、勉強になりました。」
などの感想をいただきました。

現在、感染症予防対策として職員・ご利用者様共に、毎日の検温、出勤・昼食時の手洗い消毒、飲食時以外のマスク着用、飛沫防止パーティションの設置、空気清浄機の設置、センター内の換気を行い、予防対策に努めております。
詳細はウェルビーホームページをご確認ください。

溝の口駅前センターでは、ご見学での訓練内容や就職までの道のりの説明、生活リズムの安定、職業適性の確認のための体験利用など、ご相談を随時受け付けております。
お気軽にお電話・メールにてお問い合わせください。