こんにちは。障害者就労移行支援事業所ウェルビー桜木町駅前センターです。
6/26(土)、認知行動療法に基づいた「ストレスに負けない生活術」という講座を実施しました。
そのエッセンスを少しだけ紹介しますと…
ストレスを受けたとき、私たちは、
ストレス刺激(出来事)→反応(結果)
という図式を立てがちですが、認知行動療法ではストレス刺激を受けてから反応が起きるまでもう少し細かいシステムがあると考えます。
すなわち、
ストレス刺激(出来事)→認知(捉え方)→感情→行動→結果
という図式です。
出来事が起きてから、新たな結果を生むまでに
認知・感情・行動の三段階があり、その各々で修正が可能である。つまり、異なる結果を生み出す可能性があると言うことになります。
具体的に言うと、
ストレス刺激:就職活動で二次面接不通過だった
という出来事があったとして、
Aさんは次のように考えたとします。
認知:私はダメな人間だ
感情:悲しみ 70%、絶望 90%
行動:しばらく採用試験は受けないことにする
また、Bさんは、次のように考えました。
認知:今回の面接では落ちてしまった
感情:残念 50%、あきらめ 30%
行動:別の会社を受けてみることにする
このように、出来事に対する捉え方で、行動の仕方は随分変わってきます。
元々の人格特性も影響してきますが、AさんがBさんのような捉え方に認知を修正していくことは可能です。
ただ、ここで注意したいのは、認知行動療法では、単に楽観的な思考を持つべきだと言っている訳ではないということです。
今までの思考も持ちながら、より建設的で現実的な考え方も持ち、「考え方の幅を広げていく」という表現のほうが妥当かもしれません。
ウェルビー桜木町駅前センターでは、精神保健福祉士、公認心理師、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど資格を持った専門職もおり、就職と職場定着のために必要な様々なスキルを習得できるようプログラムをご用意しております。
見学、体験を随時受け付けております。
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