【川越】「アサーションワークショップ~コミュニケーションの取り方~」実施

就労移行支援事業所 ウェルビー川越駅前センターでは、4月2日(木)に、
アサーションワークショップ~自分も相手も尊重するコミュニケーションの取り方~
のグループワークを行いました。

アサーションとは、「自分の気持ちも相手の気持ちも配慮しながら、状況に応じて適切に自己表現をするコミュニケーションスキルのこと」を表します。

自己表現・人間関係におけるコミュニケーションの取り方には、大きく以下の3つに分類されるといわれています。

(1)攻撃的(アグレッシブ)
 自分はOK、相手はOKではない。一方的に主張し、自分本位。
(2)非主張的(ノン・アサーティブ)
 相手はOK 、自分はOKではない。主張できず黙ってしまう、断れない。
(3)調和的(アサーティブ、アサーション状態)
 自分も相手もOK。お互いのことを考えて、柔軟に対応して歩み寄る。

この3タイプを、皆が知っている「ドラえもん」の登場人物(ジャイアン・のび太・しずかちゃん)を例に出して説明しました。

その後、4つの場面を想定したワークシートを用いて、自分がどのタイプなのか、自分だったらその時どういう行動をとるのか、ワークシートに記入し、グループで共有しました。
「自分はのび太っぽい、、、」「こういう時、黙っちゃうかも」「きちんと主張しなきゃ」など、様々な意見が飛び交いました。

自分がどのタイプか考え、グループで意見を共有した後、アサーショントレーニングとして、ロールプレイを行いました。
4グループがそれぞれの場面で、「ジャイアンタイプだったら・・・」「のび太タイプだったら・・・」「しずかちゃんタイプだったら・・・」どういう行動をとるか、セリフや行動などを自分達で考え、発表に向けて準備しました。

あるグループは、〈隣の席に座っていた人が、自分の消しゴムを黙って使い、そのまま返してくれなかった〉という状況をロールプレイで考えることに。
「ジャイアンだったら胸ぐらを掴んじゃうんじゃないかな」
「そんなことされたらけんかになるよね!」
「それよりも怖くて泣いちゃうんじゃない!?」
・・・

グループごとに発表したロールプレイは、それぞれのチームの特色が出ていました。
いつも落ち着いた方が演じたジャイアンが意外とはまっていたり、のび太らしいおどおどした感じが似ていたりと、笑い声や拍手が自然と起きていました。
また、のび太だけどしっかり主張する方やジャイアンだけど優しそうな方など、その方の素が垣間見える場面もありました。

コミュニケーションには、「毎回これをやっていれば大丈夫」という決まった答えはありません。常にアサーティブな態度や話し方をすることが正しいとは限らず、ビジネスの場では、強い対応をしなければならない時もあります。そういう時に、感情に流されたり相手に振り回されたりせずに、自分の考えを状況にあった形で臨機応変・柔軟に伝えるよう対応することが大切です。
また、常に積極的に自分の気持ちを伝えること・歩み寄ることがアサーティブとは限りません。この場合は何も言わない方が良いと判断して、「あえて言わない」という対応を選ぶことが、円滑な人間関係につながる場合もあります。

私達は相手を変えることはできません。でも、自分がコミュニケーションの取り方を変えることで、相手との関係を変えることができるかもしれません。

今回のアサーションワークショップのねらいを踏まえながら、アサーショントレーニングをやった感想、気づいたことなどを皆で共有して、グループワークを終了しました。

【参加者の感想】
・最初のアイスブレイクでドキドキして、ホットブレイクだった (導入のアイスブレイクで、カタルタというコミュニケーションを豊かにするカードを使った自己紹介を実施)
・主張の仕方で相手との関わり方が変わることをロールプレイで経験できて新鮮だった
・私達のグループはしずかちゃんタイプの人が多かった。TPOに応じて臨機応変なコミュニケーションの大切さを感じた
・ロールプレイで発表するのが緊張した。他のグループのロールプレイが面白かった
・ドラえもんを思い浮かべながら「きっとこんなことを言うだろうなぁ」と思って考えた。そう思うと、意外とセリフが浮かんだ

ウェルビー川越駅前センターでは、今後も就職活動やコミュニケーション能力を意識したカリキュラムを企画していきます。

見学・体験は随時行っておりますので、お気軽にウェルビー川越駅前センターまでお問合せ下さい。

障がい福祉サービス 就労移行支援事業所 ウェルビー川越駅前センター
〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町9-16 YKビル2階
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■グループワークについて■
ウェルビー川越駅前センターでは、毎週木曜日の午後にカリキュラムとしてグループワークを行っております。
グループワークは、与えられた課題に対してグループで話し作業することで協調性を身につけること、自分の思いを相手に伝える方法を身につけること、相手の意見を聞きいて視野を広げることなどを目的に行います。

最近のグループワークでは、コミュニケーションとディスコミュニケーションを意識する「十人十色ゲーム」や「伝達ゲーム」、協調性やチームビルディングを意識した「ペーパータワー」、自由な発想や人との発想を組み合わせて考える「ウェルビー川越駅前センターのゆるキャラ&キャッチコピーを作ろう」、コンセンサスゲームの「サバイバルゲーム」などを行っています。

障がい福祉サービス 就労移行支援事業所 ウェルビー株式会社
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