ジョブセンター草加では、平成27年1月17日(土)に越谷市中央市民会館にて「埼玉県東部障がい者ワークフェスタ」を開催しました。当イベントは東部障がい者就業・生活支援センターみらいと共同主催で行い、埼玉県および東部地区各市の就労支援機関を始め、就労継続支援事業所、就労移行支援事業所など22の就労支援機関の協力のもとで開催しました。
「障がいのある方が働く」ということをテーマに、就労中の方や就労を目指されている方、支援機関、そして障がい者雇用を行う企業それぞれの交流を図り、さまざまな情報を発信することを目的として企画しました。
午前の第1部は、「就職・定着セミナー」と題し、「当事者交流座談会」および「就労支援機関説明会」を実施しました。交流座談会では、埼玉県立大学の朝日雅也教授をお招きし、「障がいのある方が働くこと、支えられること」というテーマによる講演を行いました。その後、就労されている方と就労を目指されている皆様にフリートークの中で「仕事のやりがいや求める支援について」意見交換をしていただき、和やかな雰囲気で進められました。就労支援機関説明会では、22の協力機関が紹介パネルを展示し、来場者への説明や個別相談会を実施しました。各機関で個性の光る展示が多く、来場された方も興味深く見学や質問されている様子が見られました。
午後の第2部は、「企業講演」および「合同企業説明会」を実施しました。企業講演では、埼玉県障害者雇用サポートセンターの河崎誠司副センター長より雇用サポートセンターの紹介や障がい者雇用の現状についてお話いただきました。その後、堀川産業株式会社様および埼玉日産自動車株式会社様より雇用の取組みや、実際に働いている当事者の方の経験談などをお話いただきました。合同企業説明会では、16の企業・団体にお集まりいただき、それぞれのブースで実際の仕事内容や配慮している点、求める人材などについてご説明いただき、来場された当事者の方からも積極的に質問していただきました。
参加された皆様からは、
「他の方の悩みや、自分と似た環境の方のお話が聞けてよかった」
「障がいのある方の本音を聞いて、この言葉を社会全体に発信できたらいいなと感じた」
「企業の説明の中で障がいに対して理解があると感じることができた」
「働けるということに感謝して働こうという気持ちになった」
など、たくさんのお声を頂戴しました。
ワークフェスタ全体で220名を超える方にご来場いただき、「当事者交流座談会」には約140名、「合同企業説明会」には約120名の方にご参加いただきました。また、ご協力いただきました企業様、協力・関係機関の方々も100名を超え、多くの方々の支えのもと、無事に開催することができました。
来場者の皆様、およびご協力いただいた企業様、関係機関の皆様にこの場をお借りして、御礼申し上げます。ありがとうございました。
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<ジョブセンター草加とは>
◆発達障害者就労支援センター「ジョブセンター草加」は、「ウェルビー株式会社」が埼玉県からの委託を受けて行っている広域の相談機関です。
◆埼玉県内に在住及び在勤の方であれば、年齢や診断の有無を問わずどなたでもご利用いただけます。
◆ご相談はすべて無料です。
◆医療機関ではないため、発達障害の診断や診療等を行なうことはできません。