1月12日(月 祝日)、ウェルビー川越駅前センターでは、特別カリキュラム「障がい理解と障がいとの付き合い方」を開催いたしました。
今回の特別カリキュラムでは、自身の障がいについての自己理解を深めること、症状や障がい特性を踏まえて上手な付き合い方を考えること、他の人の話も聞きながら困っている症状についての対処方法を考えること、自身の障がい理解を深めることによって職場へきちんと説明できる準備をすること、SOSのサインに気付き適切な支援を求められるようにすることを目的としています。
自身の障がいについて他の利用者に知られたくない人もいますので参加は自由、病名など他の方に知られたくないことは言わなくてもよいこと、見学のみでもよいことなどをあらかじめ説明して、カリキュラムを始めました。
まず自身の障がいについて困っていることを書いていただき、その内容についてグループでディスカッションをしました。その後、自身の障がいについての説明と必要な支援を依頼する練習をロールプレイ形式で行い、振り返りをして今後どのようにしたいかを考える時間を設けました。
今回のテーマはなかなか重く、活発な意見が出にくい場面もあるため、職員がファシリテーターとしてグループに参加し、話し合いのヒントなどを提案しながら進めていきました。
【担当職員から一言】
特別カリキュラムを通して、自身の注意サインを見逃さず、職場に配慮を求める事は重要であること、また適切な支援を自己発信できるような準備をするよう伝えました。カリキュラムを実施してみて、自身の障がい理解ができている人と、まだ自身でも把握できていない人がいました。ロールプレイでは、職場で上司から自分のキャパシティーを超える仕事を依頼された場合の、障がい症状も伝えつつ、上司に仕事への配慮を求めるという場面設定で実施しました。職員がまずロールプレイし、利用者の方にもやって頂きました。自身で障がい理解が出来ていること、さらにアサーティブコミュニケーションを意識してのロールプレイができたと思います。今後、就職活動を進めていく際、応募書類には必ず自身の障がいの説明文も添えるように伝えました。自己理解を深め就職活動に進んでいく事の重要性を、今後も伝えていきます。