はじめまして。ウェルビー新大阪センター利用者のMです。
今回は利用者目線からの、就労移行訓練の模様をお伝えします。
ウェルビー新大阪センターでは、毎週金曜日に「オフィスワークシミュレーション」という、実際の職場環境を想定した模擬訓練を行っています。
日常訓練では簡単にできても、実務を想定すると難しいことがあります。
それまで気づかなかった自分の特性を理解することも、訓練の一環です。
今回は、私が所属している「システム課」の業務を紹介します。
システム課の仕事は、新たに導入された『WIT』というシステムを利用者の皆さんに活用してもらうにはどうすればいいか、という課題に取り組みました。
タイピングの練習から、オフィスソフトの活用まで、幅広い訓練段階にいる利用者の皆さんに、いかにメリットを売り込むか。他人の立場に立って考え、意見を交わし、まとめる能力が求められました。
システム課で考案した、『WITの使い方セミナー』『WITの使い方講座』というイベントを企画しました。『WITの使い方講座』では、実際の操作画面をプロジェクターに投影し、利用者の皆さんにも同時に同じ作業を行っていただき実用化に向けて取り組みました。
反省点としては
・準備不足
・情報共有不足、連携不足 の二点が主にあげられました。
イベント自体は盛り上がり、成果は見られたのですが、システム課メンバー全員が役割分担を行い各自の役目を果たすということが難しく、誰かしらに負担のかかる形になってしまいました。
意欲的に参加する姿勢も大切ですが、仕事を抱え込まず他人を頼る勇気も大切です。
また、頼られる側も言われる前に、相手が何を必要としているのか察する力も必要です。
目標はWIT稼働率50%でしたが、それ以上に学びや気づきの多い機会になりました。
次回にまた人事異動があり、それぞれ別の仕事を担うことになります。
今回得た学びを生かし、より自分たちの実になる訓練を続けていきたいです。