【藤沢第2】特別プログラム ”企業・卒業生講演会” についてご報告

こんにちは、ウェルビー藤沢第2センターです。今回は10月23日(金)に行われた特別プログラム ”企業・卒業生講演会” について、報告させていただきます。
ウェルビー藤沢第2センターでは、定期的に特別プログラムとして、通常のプログラムとは違うプログラムを用意しております。
今回は、障がい者を雇用する企業の採用担当者様1名、このセンターを卒業し、就職された卒業生2名をお招きして、お話を伺いました。
◆ 10月23日(金)に行われた ”企業・卒業生講演会” について

日時:10月23日(金) 午前―10:10~11:40  午後―13:00~14:30
※コロナ対策のため同じ講演を午前午後にわたり実施しました。
※参加人数を制限し入所時には検温・マスクの着用をお願いしました。
場所:就労移行支援事業所 ウェルビー藤沢第2センター
講師:株式会社 日本アメニティライフ協会 人材開発部 雇用対策課
八代 博文(やつしろ ひろふみ) 様
ウェルビー藤沢第2センター卒業生2名
対象者:障がいをお持ちの方、ご家族の方、医療・支援機関職員の方
内容:会社概要 どのような人材を求めているか?

教育制度等 卒業生インタビュー
◆ 企業説明会
八代 博文様   株式会社 日本アメニティライフ協会
I藤沢第2-01

はじめに日本アメニティライフ協会 江頭代表よりビデオメッセージを頂きました。
日本アメニティライフ協会の企業理念は 『照一隅』(しょういちぐう)です。
この言葉は、比叡山延暦寺を建立した、最澄(さいちょう)に由来します。
意味:日の当たらないところ・かげになっているところを照らす者は、国の宝である
つまり障がい者も仕事に就き、生きがいを持って共に生きていこうということです。

日本アメニティライフ協会は神奈川県横浜市青葉区で平成8年に創業しました。
主な事業内容は、介護施設・グループホームの経営です。
八代様は長年、市役所の福祉課に勤務していた経験を生かして、株式会社 日本アメニティライフ協会 人材開発部 雇用対策課 にて障がい者雇用の仕事に携わっています。
障がい者雇用の際に求める人材は、まず思いやりのある方だそうです。
また、仕事上で関わる人々としっかりコミュニケーションが取れる方だそうです。
八代様の経験上、職場の雰囲気がよいと、辞めずに長く働いてくれるとのことです。
八代様、他教育制度など、たくさん参考になるお話を頂き、ありがとうございました。

次にこのウェルビー藤沢第2センターに通所して、現在就職されている卒業生2名に担当職員がインタビューアーとなって、いろいろとお話を伺いました。

◆ 卒業生インタビュー
藤沢第2-02

【1】 卒業生A様 郵便局窓口業務に就職   担当職員:北條

Q.ウェルビーで役に立ったカリキュラムは何ですか?

A.企業実践です。理由は、実際に働いている雰囲気を感じることが出来たからです。

Q.カリキュラム以外で、ウェルビーに通所してよかったことは何ですか?

A.昼食の休み時間等で、多くの利用者とコミュニケーションがとれたことです。

Q.ウェルビーでもっとやっておけばよかったことはありますか?

A.日報をもっとしっかり書いておくべきだったと思いました。 何故なら実際の業務にて、手書きで行う業務が多々あり、日報の重要性を改めて感じたからでした。 また日報は、書面でのコミュニケーションツールになると思いました。

Q.仕事上で大変なことは何ですか?

A.仕事内容が多岐にわたる事です。 重要度の優先順位を付けないと、作業に追われてしまい、時間内に終わらないことがあるからです。

Q.面接時に心掛けたことはありましたか?

A.とにかく「挨拶」が基本と言われていたので、「挨拶」をしっかりすることを意識しました。採用担当者も、しっかり「挨拶」ができる人材を求めているようでした。

Q.面接時に答えにくい質問などはありましたか?

A.「窓口業務はできますか?」の質問に、即答できず、少しためらいました。
【2】 卒業生B様 介護施設に就職   担当職員:森

Q.ウェルビーで役に立ったカリキュラムは何ですか?

A.企業実践です。コミュニケーション能力や電話対応能力がつきました。

Q.カリキュラム以外で、ウェルビーに通所してよかったことは何ですか?

A.多くの利用者と話が出来たことです。

Q.ウェルビーでもっとやっておけばよかったことはありますか?

A.エクセルでの関数です。 実際仕事で使う機会が結構あり、もっと訓練しておけばよかったと思いました。

Q.現在トライアル雇用も含め1年近く経ちますが、仕事はいかがですか?

A.とても楽しく、充実しています。 以前介護職に就いていた経験もあり、自分に合っていると思いました。

Q.トライアル雇用はいかがでしたか?

A.実際の職場の雰囲気、人間関係が見られてよかったです。

Q.実際の仕事をしてみての感想、痛感したことはありますか?

A.やはり自分に課せられた仕事をきっちりする事です。また積極的に挨拶することを心がけて、職場の人々やご利用者様と話しかけやすい雰囲気をつくる努力をする事です。

卒業生の2名の方、貴重な意見を頂き、ありがとうございます。
◆ 筆者感想
今回は、実際に障がい者を雇用する側、またその関門をくぐり、晴れて就職した卒業生の方の話を伺うことができて、大変参考になりました。
共通して感じたことは、「挨拶」・「コミュニケーション」の大切さです。
これらを大切にすることにより、職場の雰囲気がよくなって、仕事のスキル以上に障がい者が辞めずに長く働き続ける要因になると感じました。
私も、「挨拶」・「コミュニケーション」を積極的にして、今後の通所、そして就職活動の参考にしたいと思います。

今回もブログを見ていただき、ありがとうございます。
当センターでは、入室前に手のアルコール消毒や通所時の体温確認、面談室や利用者様のテーブルに飛沫防止の仕切りを設置、換気など、安心して就職に向けた訓練を継続できるよう様々な対策を取らせていただいています。
個別の見学や資料請求のご依頼も随時受け付けておりますので、これから「就職をお考えの方」、「就職したいけど少し迷いや不安がある方」、当センターへお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。