【新横浜】8月29日の利用者企画の実施報告

すっかり秋の様相を呈してまいりましたが、皆様いかがおすごしでしょう?

ウェルビー新横浜駅前センターの利用者Kです。

 

ウェルビー新横浜駅前センターでは、土曜日に利用者企画と題しまして、

ゲームやレクリエーションなど、企画課に配属された利用者が企画したイベントを行います。

今回は8月29日(土)に行われた利用者企画『フェルミ推定入門』についてご紹介します。

 

写真① (1)

 

■フェルミ推定入門

「日本のネコの飼育頭数を求めよ」、「横浜市の面積を求めよ」、「横浜市の小学生の数を求めよ」、…このような問いをつきつけられたら、普通、途方に暮れてしまいますよね。

一見すると匙を投げてしまいそうな問題、しかし世界を”大雑把にみる”ことによってなんとか解答に近づくことはできるんです。

 

土曜日の企画では「日本のネコの飼育頭数を求めよ」という問題を出題し、”世界を大雑把にみる”威力を皆様に体感していただきました。

 

ネコの飼育頭数は

(N÷n)×r×m

で求まります。各パラメータは、それぞれ

N: 日本の人口

n: 1世帯あたりの構成人数

r: ネコを飼っている世帯の割合

m: (ネコを飼っている世帯の)1世帯当たりのネコの平均飼育頭数

を意味します。

 

フェルミ推定では、

  1. モデル(数式)を組み立てる
  2. 数式の各パラメータに数値を予想して入力する
  3. 計算する

という手続きをとるのですが、モデルの組み立ては訓練を要するので特に難しい…。

なかには数学に苦手意識があり、数式をみるだけでアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。

そのような方にもフェルミ推定のエッセンスを楽しんでいただけるようにするにはどうすればよいか…我々は議論を重ねました。

試行錯誤の結果、フェルミ推定を思い切ってゲームにアレンジすることにしました。

式の導出は運営者側が担当し、

参加者の皆様にはチームで各パラメータの値を予測することだけに注力

していただきました。

数式の導出の過程はなんだかよくわからないけど、日本の人口、1世帯当たりの構成人数などは常識的感覚さえあれば答えられますよね?

ネコを飼っている世帯の割合もみんなで知識を出し合えば、答えが出るはずです。

例えば、友人のネコの飼育状況から値を推測できますもんね。

 

式の導出は運営者側の解説にとどめ、参加者にはチームで議論し各パラメータの値を予想して、それにもとづき電卓などで計算していただきました。

このような大雑把な方法で、本当に答えにたどり着くことができるのか、皆さん最初は半信半疑でしたが、実際の値にかなり肉薄した値を出していましたよ。

ブログをみている皆さんもぜひチャレンジしてみてください!

 

イベントを終えて、数学が苦手な方からも「とても楽しめた!」という好反応をいただき、我々一同、協同して成果物を作り上げる楽しさを改めて噛みしめております。

 

ブログをみている皆さんも、ぜひウェルビー新横浜駅前センターに入所してこのような楽しい企画の運営に携わってみませんか?

イベントを成功させると達成感が得られますし、それと同時に、就労に必要なエッセンスまでも身についてしまう、まさに一石二鳥!

 

利用者企画では今後も楽しそうなイベントが盛りだくさんです!

ウェルビーに興味をもって下さった方は、今後行われるイベントにぜひご参加ください!

このブログでイベントの告知などを行いますので、是非、当ブログを注視していてくださいね!

                                      

※就労移行支援事業所ウェルビー新横浜駅前センターのブログは、訓練の一環としてご利用者様に作成頂いています。

 

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