【蒲田】障害受容について

こんにちは!就労移行支援事業所ウェルビー蒲田センター職員 荒木です。

桜咲く季節になりましたが、皆さんはもう今年の桜はご覧になりましたか?

私は毎年、家の近所の河原に咲いている桜を見に行っています。
川縁だからまだ寒いんですけど、菜の花がちらほら咲いていて、青い空に、淡いピンクの桜、鮮やかな黄色の菜の花のコントラストがとても綺麗です。

桜咲く季節は、ウェルビーもたくさんの卒業生(就職者)が出て、新しい利用者さんが入ってくる出会いと別れの季節になります。
頑張ってきた利用者さんたちが希望する職場に旅立っていく姿は、何人送り出しても毎回胸が温かくなるものです。

さて、この障害者枠での就職を決めるカギですが、どこの企業も「障害受容」を一番に大切にしています。
(勤怠の安定はもちろんです)

障害受容とは、自分の障害を認めて、

① どんな特性があるか、
② 自己対処、
③ 会社に求める配慮事項

を説明できるということです。

ここで、よく誤解されるのが障害を受容するプロセスが、障害を否定したり、怒ったり、悲しんだりしつつも、「一方向で」認めていくと思われていることです。

でも、実際には、障害を受容するプロセスはもっと複雑です。
傍目からは障害受容できていると見える方でも、ちょっとしたきっかけで受容することが難しくなったりします。

例えば、SNSの投稿や年賀状で、友人が結婚したとか出産したとかいう知らせを聞いた時。
障害や病気になる前の活躍と今の自分を比較して落ち込んだり。
こういった事は、健常者でも普通にあることなのですが、私の経験から言うと、障害がある方の方が深く、敏感に反応しやすくなっていると感じます。

私たちの支援では、障害に至る前に時間を巻き戻すことはできません。
障害を完全になくすこともできません。

でも、その方一人一人のお気持ちにしっかり寄り添い、障害を抱えながらでも出来ること、強みになることを一緒に探していく事はできます。

障害を抱えながらでも、職場で戦力となり、活動領域を拡げていくことは可能です。
家を出て、自活して、一人暮らしすることも可能です。
友人と温かい交流を楽しんだり、恋人や新たな家族を作ることも可能です。

そうやって、仕事を持ち、自立して、地域の中で立派に暮らして行かれる利用者さんの姿をたくさん見てきました。

ウェルビーでは、どのセンターも担当制になっています。
決まった担当者との毎週の面談の中で、ご自身の持ち味を活かした就職の仕方をゆったりとした気持ちで一緒に考えていくことができます。

※ご相談内容により、専門機関にご紹介する場合もあります。

まずは気軽にウェルビー蒲田センターにお問合せください!!
お電話でもメールでも随時受け付けております。