【溝の口】「他者に伝えるトレーニング講座」特別プログラム

こんにちは!ウェルビー溝の口駅前センターです。
障害者の就職を支援するウェルビー溝の口駅前センターでは、9月4日(土)に、他者に伝えるトレーニング講座を実施いたしました。
また企業実践営業課にて利用者様がパンフレットを作成したものを、他者に伝えるトレーニング講座にて紹介をしたのでブログでも一部紹介いたします。

ウェルビー溝の口駅前センター添付する写真①

 

‘言う‘ことと‘伝える‘ことの違いとは
「言う」は思っていることを口に出すことを表します。そのため独り言も「言う」に当てはまるのです。
「伝える」は特定の人に自分の考えを表現する動作。身振り手振りを交えながら身体を動かすことが必要とされます。

伝える際のポイントとは
結論から話す
まず何を伝えたいのかを先に伝える。
一文を短くする
「~で、~で」など続けない。「~です。さらに~」と文を切る。
できるだけ具体的に話す
自分の体験談やデータ、数字を用いると説得力が増す。
専門用語に気をつける
聞き手にとって分からなそうな専門用語ならば、使わないでおく。
話のスピードに気を付ける
早口にならないように注意。

一部紹介
当日はルールを設けながら下記4つの項目からテーマを選択して発表していただきました。
①今、一番欲しいもの
②珍しい地名について
③仕事する際に、大事だと思うこと
④就職したときに心掛けたいこと

実施報告
今回の他者に伝えるトレーニング講座には10名の利用者様が参加しました。
実際に話し始めて緊張が高まると、頭が真っ白になって体が硬直して言葉がうまく出てこなくなる…との声も上がったため、最後に振り返りの場を設けてコツをお伝えしました。
1つ目のコツは「私は緊張しています」とカミングアウトすること。
緊張はルール違反でもマナー無視でもありません。仕方のない自然な反応です。「そんなことを言ったら、聞いている人は引いてしまうのでは?」と思う方もいるでしょう。
でも、実際のところどうでしょう?皆さんは緊張している人を見て「緊張してるだなんて失礼だ!許せない!」とお思いになるでしょうか?どちらかというと「あー、分かる。そりゃ緊張するよね」と共感したりするのが一般的ではないかと思います。ですから、そんな聴衆の感情をうまく活用してしまいましょう。
2つ目のコツは、語尾を「か」か「ね」に変えてみるです。
この「問いかけ話法」がお得意なのが、テレビでおなじみのジャーナリストの池上彰さんとジャパネットタカタの高田明前社長です。この2人の話を聞いていると、「でしょうか」「ですよね」と、「問いかけ調」がとても多いことに気づきませんか。
自分なりの「スイッチ切り替えのおまじない」を作り、「目の前の人を『敵』ではない」と思い込み、「対話のキャッチボール」を心がける、そして「語尾が『か』か『ね』で終わる」ことを意識し「問いかけ調」を増やす。
たったそれだけで、「対話型のプレゼン・スピーチ」になり、人前での話し方は劇的にうまくなり、緊張もしなくなります。

参加者の感想
「伝え方のポイントを知ることができたため今後の訓練で活用していきたい。」
「これまで意識していなかったので勉強になった。」
「聞き役とプレゼンの役を行い、コツを掴むことができた。」
などの感想をいただきました。

溝の口駅前センターでは、例えば、以下の症状をお持ちの方が利用されています。
うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症、高次脳機能障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、自閉症スペクトラム(ASD)、アスペルガー症候群、知的障害、等。

条件に当てはまらなくても、一度ご相談ください。
就労移行支援事業の利用契約は18歳以上となりますが、17歳以下の方についても体験のお申込みや将来的な利用相談を承っています。ぜひともご相談ください。

スタッフ一同心よりお待ちしております!

現在、感染症予防対策として職員・ご利用者様共に、
毎日の検温、出勤・昼食時の手洗い消毒、飲食時以外のマスク着用、
飛沫防止パーティションの設置、空気清浄機の設置、
センター内の換気を行い、予防対策に努めております。
詳細はウェルビーホームページをご確認ください。