風が冷たい季節になってまいりましたね。ウェルビー新大阪センターのMです。
今回も利用者目線からの、就労移行支援での訓練模様をお伝えします。
ウェルビー新大阪センターでは、土曜日の午後は「イベント」というカリキュラム枠で、13時~16時の2コマが確保されています。
ゲーム大会や映画鑑賞会、面接ロールプレイ、スタッフによる特別講義など、イベント内容は遊び系から真面目系まで多種多様です。
オフィスワークシミュレーション※注の企画課による、利用者が主体となって開催されるイベントもあります。
※注:オフィスワークシミュレーションとは
毎週金曜日に行われるカリキュラム。実際の職場環境を想定した模擬訓練。利用者はそれぞれの訓練段階に合った課に振り分けられ、「上長」と仮定した職員スタッフから指示された業務にあたります。
というわけで今回は、11月19日(土)に開催されたイベントレポートです。
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教えて先輩! ~働くって、どうですか?~
今回は、実際に就労移行支援事業を利用して障がい者枠で就労している3名の先輩方による体験談をお聞きすることができました。
豊中市障害者就労支援連絡会/とよなか障害者就業・生活支援センターによる主催です。
新大阪センターだけではなく、大阪の各センターともZOOMでつながるオンライン形式での開催となりました(ウェルビーでは引き続きコロナ対策実施中です)。
まず驚いたのが、先輩方の勤続年数です。
短い方でも3年弱、長い方だと7年以上同じ職場で勤続されていました。
私自身、就職した経験はありますが、続かないのが悩みです。長くて半年程度しか続けられないため、離転職をくりかえしてきた経緯があります。
今でこそ、ウェルビーでの就労移行支援の訓練を受け、自己理解を深め、原因と対策について考えられるようになりましたが、まだ実際に就職・就労し実践したわけではありません。
今回の先輩方のお話は、就労移行支援事業所を利用するに至った経緯、現在の仕事内容と、就労移行支援の訓練で役に立ったことなど、同じく障がいを持った先輩方からしかうかがうことのできない貴重な内容でした。
経緯や仕事内容、障がい特性、自己対処、希望している障がい配慮などはひとそれぞれでしたが、お三方そろっておっしゃっていたのは、
生活リズムの安定。
そう、それが一番大事。(難しい)。
毎日朝に起きて、3食食べて、夜に寝る。当たり前のことですが、それができない人も当然います。
体力作りのために、1日1万歩歩くことを目標にしている方もいました。
実際、私自身も就寝時間に気を付けるようになってから、身体・精神ともに安定してきました。
そして一番印象に残ったのが、マイペースそうな感じの方がおっしゃった言葉です。
「働き続ければ、自然とスキルは身につく。
最初からスキルを求められるわけではない。
それよりも、休まないことが大事。
一度休むと次も休んでしまうから。
覚えられなければ、覚えられるまで何度も確認すればいい。
続けていれば、覚えられる」
胸に刻んで参りたいと存じます。