ウェルビーの就労移行支援サービスの利用を経て就職し、安定して勤務している方が多数いらっしゃいます。
そうした方々のうちのおひとりに、就職後の現状やウェルビーの利用についてインタビューを行いました。
Q:まずはじめに今の仕事内容とやりがいを感じる瞬間について教えてください。
A:はい、私の今の仕事はスーパーで品出し等を行っています。やりがいを感じる瞬間はチームで協力しあって作業していますが、メンバー同士でうまく連携がとれた瞬間やお客様に声かけした際に笑顔で挨拶を返していただけた瞬間などに喜びを感じ仕事へのモチベーションへとつながっています。
Q:ウェルビーの訓練の中で、現在の仕事に活きているなと感じることがありましたら教えてください。
A:普段交流のない他の利用者さんと話し合いながら一緒に作業を行うグループワークやオフィスワークシミュレーションといったプログラムの経験は、チームメンバーとのコミュニケーションをとる際、非常に活きています。
Q:ウェルビーに通って良かったとと思うことはありますか。
A:生活リズムを整えて規則正しい生活ができるようになったことですかね。今は翌日に仕事があるからと早めに就寝していますが、ウェルビーに通っていく中でそうした習慣作りができたのが良かったです。他にも職員のみなさんが親身になって自分と向き合ってくれたので、悩みや不安をひとりで抱え込むことなく安心してウェルビーを利用することができました。
Q:就職活動の際に、気を付けていたことは何かありますか。
A:とにかく焦らないことを意識していました。自分より後にウェルビーの利用を始めた方が先に就職が決まったりすると焦る気持ちもありましたが、「自分は自分のペースで」と思うようにしていました。就職が決まった方には自分から話しかけ、就職活動のアドバイスをもらったりもしていましたね。
Q:就職してご自身が成長したなと感じること、ウェルビーを利用していた時の自分に何か言葉をかけるとしたらいかがですか。
A:ウェルビーを利用していた時よりもメンタル面が強くなり、何事も前向きに考えるようになったと感じます。「あきらめないことが大事。明るい日々、未来が待っているから」と言いたいですね。
Q:仕事において今後の目標を教えてください。
A:ゆくゆくはチームリーダーになり、チームをまとめる役割を担っていければと思います。人のつながりを大切にして、今後もメンバーと協力しながら、お客様に喜んでいただけるような仕事をしていきたいです。
Q:最後に障害者枠で働こうとしている方へのメッセージをお願いできますか。
A:ひとりで働いているのでなく、手を差し伸べてくれる人が周りにいます。私は自分の心がどのような状態か、ストレスの状態も含めて“心のコップの水”がどのくらいたまっているかで考えているます。その水があふれてしまう前に相談するようにしていくとよいのではないでしょうか。
(Y様40代男性/精神障害・統合失調症/就職してから約3年)