【ウェルビー】心理カウンセリングについて

最近、心の健康が心配で「精神科・心療内科クリニックを受診した方がいいのかな」
それとも「カウンセリングを受けた方がいいのかな」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
 
そもそも「精神科・心療内科」と「カウンセリング」の違いが分からず、迷っている方もいらっしゃいます。
正確に区分けされているわけではないため、心療内科での診療を「カウンセリング」と呼ぶこともあります。
ただどちらが良いというわけではなく、それぞれメリットがあります。
 
今回は、「心理カウンセリング」について、実際にカウンセラーの先生にお聞きした内容も踏まえて、ご紹介します。
 
 

○医師による「診察」とカウンセラーによる「カウンセリング」の違い

 


 
まず、心療内科・精神科などの医師は、「心の病気」を治療します。
心の病気の症状として現れやすいのが、知覚や記憶、思考、感情、気分、自我意識(自分が自分であるという認識)などにおける異常です。
心の病気として主なものは、うつ病、統合失調症、パニック障害、強迫性障害などになります。
 
心の病気は、原因を特定することが困難なものが多いため、ストレスや職場環境などの心理的・社会的要因のほかに、倦怠感や不眠傾向などの体に現れる症状も考えて診断し、医療的な視点での精神科医は薬物療法や精神療法を行います。
もちろん、どんな場合でも一人ひとりの気持ちに寄り添って治療していくことが大切になります。
ただ、医師による診察は保険診療であり、どうしても一人に充てることができる診療時間は短くなってしまいます。
そのため、どうしてもゆっくり話を聞くことに限界があります。
 
一方で、カウンセリングは臨床心理士や公認心理師などの専門の知識や技術を持つカウンセラーと対話を通じて、相談者の困りごとの自己解決をサポートします。
カウンセラーは長い時間をかけて、一人ひとりの気持ちを受け止め、共感し、傾聴することを重視しています。
カウンセリングでは、自分自身の感情を言葉にしてみたり、心の悩みをカウンセラーと一緒に考えたりすることで、気持ちが楽になって自分がこれからどうしたらよいのか、やりたいことは何なのかなど自己理解が深まり、悩みの解決方法が見つかっていくかもしれません。
「病気を治す」ということも目標の一つになりますが、カウンセリングの目的として病気ではなくても悩みや話したいことを傾聴し、自己解決を促すことがカウンセリングでは大事になります。
 
心理カウンセリングについて_画像①
 
 

○精神的な悩みは、カウンセラーに話して解決できる?

 


 
この質問は、よくお聞きすることが多い質問です。
確かに日ごろの悩みや不安についてはご家族やご友人などにお話いただいているので、それを改めて話す必要はないと判断される方もいると思います。
ただ、カウンセラーは人の心に寄り添い、人の心を癒すいわば「話を聴くプロ」です。
 
カウンセリングを繰り返し行っていく中で、抱えている問題を掘り下げ、自己解決につながる気づきを一緒に探していきます。
自分自身のことを話していく中で新たな気づきを見つけたり、自己肯定感を感じたり、とらわれていた考えやこだわりなどから開放されたりするなど、自発的な変化が心理カウンセリングによって得ることができます。
 
 

○カウンセリングが必要と思われる場合は、どんな時?

 


 
多くの方は、精神科・心療内科の主治医の紹介によって、心理カウンセリングを受けるケースが多いです。
ただ、カウンセラーの先生とお話した中でこのような人はカウンセリングをお勧めしてもいいのでは?と思いましたので、ご紹介します。
 
 
①一人で悩みを抱えてしまう人
 
悩みや不安を一人で抱えてしまう人は、カウンセリングが必要な場合があります。
自分だけで悩みを抱え込んでしまうことで心身への負担が大きくなり、体調や精神面に不調をきたしてしまう可能性があり、生活に支障が出てしまうリスクがあります。
一人で悩んでしまう人は「周囲に弱い存在と思われたくない」と考える人が多く、家族や友人にも相談できないことがあります。
そういう場合こそ、カウンセラーに頼ってみるのも一つの方法です。
カウンセラーに悩みを話すことで、解決の糸口がみつかるかもしれません。
 
②自分に厳しく無理をしてしまう人
 
他人に頼ることが苦手であったり、自分に対して厳しく無理をしたりしてしまうという人もカウンセリングが必要かもしれません。
例えば、どんな難しい内容でも頼まれると何でも引き受けてしまう、たくさんの仕事を自分だけでやり通そうとする人は注意です。
自分に対して厳しい人は、知らず知らずに心身の負担が限度を超えていても、無理をしてしまい気づいたらダウンしてしまうことが多いです。
仕事や周囲の人を優先してしまうため、気付かないうちに自分自身の中にストレスを溜め込みがちです。
自分の状況や精神状態を客観的に見てもらい、ストレスの原因や悩みの要因を把握するためにもカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
 
③自己肯定感が低くマイナス思考な人
 
自分の価値観を否定したり、他人と自分を比較して劣等感を持ちやすくなったりする人はマイナス思考になりやすいです。
自分に対して自信がない、人と比較して落ち込んでしまうなどの悩みがある人はカウンセリングを受けてみることがおすすめです。
カウンセラーと話すことによって、自分に自信が持てる可能性があります。自己肯定感が高められてポジティブな気持ちになれる効果が期待できるかもしれません。
 
④人とのコミュニケーションの仕方に悩んでいる人
 
人間関係のトラブルや悩みは心の大きな負担になりやすいため、できるだけ早めに解決することが重要です。
例えば、人とのコミュニケーションに大きな不安がある、仕事関係や友人との関係がつづかない、円満な人間関係を築けないなどの悩みがある人は、カウンセラーに相談することで適切なアドバイスがもらえるかもしれません。
カウンセラーから客観的なアドバイスや意見をもらうことで、人間関係を円満にするためのヒントを見つけられるかもしれません。
 
 

○EAPによるカウンセリング

 


 
職場では、複雑なコミュニケーションのほかにも、業務量の多さ(過重労働)、パワーハラスメント、苦手な仕事をすることなど、さまざまに心や身体の不調の原因があります。
日本においても、メンタルヘルスに対して意識改革が叫ばれているのが現状です。
そして、多くの企業などが今、メンタル不調をきたす前に誰かに相談ができるように、不調から回復できるように、そしてこれから元気に仕事をしていけるようにEAPと呼ばれる仕組みを持っている企業が増えています。
EAPとは、Employee Assistant Programの略で「従業員支援プログラム」と呼ばれます。
企業によっては、福利厚生プランの一つとして、低価格でカウンセリングを受けることが出来る体制を整えている場合があります。
 
 

○カウンセラーだけではない!困ったときに相談できる人

 


 
困ったときに相談できるのは、臨床心理士などのカウンセラーや医療機関の医師だけではありません。
例えば、精神保健福祉士や社会福祉士というソーシャルワーカーは、障害や就労、生活全般の相談に乗り、社会資源を活用して問題の解決を目指します。
 
私たちウェルビーの支援員も、ご相談いただく際には心に寄り添い、解決に向けてできる限りのサポートをしています。
「障害を生かし 自分らしく働く」
ウェルビーは、就労支援のプロとして各関係機関とも手と手をつなぎ、地域一体で一人の利用者様の支援をしています。
 
ぜひ、悩んでいることがあれば、お気軽にご相談ください。