【桜木町】SST「自己会話」とは

こんにちは。

障害者就労移行支援事業所ウェルビー桜木町駅前センターです。

 

ウェルビーでは、全社的に、SST(社会生活技能訓練)というプログラムを実施しています。

日常生活や職場で起こる特定の場面を2人1組の劇形式で練習し、対応力を上げていくというものです。

これを繰り返し、複数の場面での対応力が上がれば、ソーシャルスキルが上がり、職場定着しやすくなります。

 

7月第一週の今日は「会社への遅刻や欠席の連絡の仕方」という場面の練習を行いました。

 

多くの方が、練習の場面では落ち着いて的確な受け答えをすることができます。

 

ところが実際に職場に連絡を入れようとすると、慌てて早口になってしまったり、電話する勇気がなくて何となく連絡しそびれてしまい、逆に職場から電話がかかってきて、めちゃくちゃ怒られてしまったりする・・・なんて事態が発生したりします。

 

こういう事態をどうすれば、少なくすることができるのでしょうか?

 

「自己会話」が鍵になってきます。

自己会話というのは、その名前の通り、自分との会話、心の中で自分に話しかけている言葉のことです。

 

例えば、

(遅刻の電話をしなきゃいけないけど、面倒くさいな)

(怒られるだろうな)

(うまく言えなかったらどうしよう)

と言った言葉です。

 

このような言葉を自分の中で繰り返し言っていると、どうしても落ち着いて行動することが難しくなってしまいます。

 

そこで、ストレス状況が来る前に、ストレス状況が訪れた時にどういう自己会話をするか台詞を決めてしまうのです。

 

(大丈夫、大丈夫)

(落ち着こう)

(うまく話せなくても大した問題じゃない)

(ゆっくり話すようにしよう)

 

などと決めておくのです。

 

こうすれば、ちょうどスポーツ選手のコーチのように、目の前の問題にどう対処したらいいか、自分で自分に指示を出して、自分の行動をコントロールできるようになります。

 

ウェルビー桜木町駅前センターでは、精神保健福祉士、公認心理師、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど資格を持った専門職もおり、就職と職場定着のために必要な様々なスキルを習得できるようプログラムをご用意しております。

 

見学、体験を随時受け付けております。

お気軽にお問い合わせください。(045-680-1178