3月7日(土)、就労移行支援事業所 ウェルビー松戸センターではグループワーク「コピーは見た!」を実施しました。
まずグループの中で順番を決め、1人ずつある絵1枚の絵を見に行きます。
そして、それがどんな絵であったか(物の配置や色など)を記憶します。
その後、グループの他のメンバーへ自分が見た絵の情報を伝え、メンバーはその情報を元に画用紙へサインペンや色鉛筆を使って描き込み、本物そっくりの絵(コピー)を完成させることを目指します。
「絵を見に行った人は描く側には回れない」(ただし見に行く順番を守れば何巡してもよい)
「見た情報・聞いた情報をメモに残してはならない」
「下書きなしの一発勝負」
といった厳しいルールのもと、絵を完成させるためには、いかにして相手にわかりやすく正確に情報を伝えるか、また相手から知りたい情報を引き出すか、といったコミュニケーションが重要な鍵となります。
グループワーク中は、最初に大まかな情報を寄せ集めてから細部を描き足していく「トップダウン型」のチームと、大胆に一つひとつのパーツを描き入れて全体像を構成しようとする「ボトムアップ型」のチームにはっきりと分かれていたのも、ファシリテーターを務めたスタッフには興味深く感じられました。
描き進めていくにつれて、「この部分はどうなっていたっけ?」「次はここを確認してきます!」等、共通のゴール(絵の完成)のために、ゲームの終盤には自然とチーム内で役割分担が出来上がりつつありました。
こうした紆余曲折を経て、最終的には、両チームともに上々のコピー(=絵)が出来上がりました!
チーム毎に絵の発表を行った後は、司会役・書記役・発表役を決め、ふり返りを実施しました。
参加者からは、「絵を言葉で表現するのは難しかったが楽しかった」「焦らずにまたチャレンジしたい」といった感想を頂きました。
松戸センターでは他にも、ゲーム感覚で楽しめるコミュニケーションカリキュラムや認知プログラムを開催しています。
是非一度いらしてください。