【新潟】特別カリキュラム、「応募書類道場」についてご紹介

こんにちは、ウェルビー新潟センターです。つい先日まで35度を越える「猛暑日」が続いていた新潟市ですが、ここ数日は比較的涼しく感じられる日が多くなってきました。それでも気温は30度を越える日が多いですが、利用者の皆様は体調管理に気をつけながら訓練に励んでいただいたおります。当センターをご利用いただいている皆様には、就職に向けての様々なカリキュラムに参加いただき、それぞれの目標に向かって一歩ずつ前進されています。そんな皆様の努力に応えようと、私たちスタッフも通常のカリキュラムだけではなく、新たなカリキュラムを考え、皆様にとって実のある訓練を提供できるよう努めています。

さて、今回は、8月10日(火)に行った特別カリキュラム、「応募書類道場」についてご紹介させていただきます。求人へ応募する際に提出する書類として①履歴書②職務経歴書③ハロワークからの紹介状が一般的かと思いますが、「障害者雇用」の求人へ応募する際には、更に④ウェルビーからの紹介状⑤障害者手帳のコピー⑥私の障害についての三つの書類が必要となってきます。この中でも利用者の皆様が最もご苦労されるのが、「私の障害について」の作成と「志望動機」の書き方です。
今回の「応募書類道場」では、「私の障害について」と「志望動機」について、作成ポイントや内容、作成例を重点的にご紹介させていただきました。

【私の障害について】
「私の障害について」は、企業側に皆さんのことを正しく理解していただいたり、よく知っていただくために作成する相手に自分のことを正しく理解してもらうためには、まず自分自身が自分のことを正しく理解することが必要なります。では、企業側はみんな皆さんの何を知りたいと思っているのでしょうか?
例えば・・・
・どういう経緯で障害をもつようになったのか?
・どんな障害をお持ちなのか?
・どんな症状があるのか?
・それに対してどんな工夫や努力をしているのか?
・会社ではどんな配慮があれば気持ちよく働けるのか?
・その配慮はうちの会社でできること?
・どういうコミュニケーションをとるのが良いか? など
以上のことを相手にしっかりと伝えるためには、まず何よりもお一人お一人が、「自分自信を知る」「自己理解」を深めることが大切です。講義の中では、まず自分を知るために、「自分の特徴」「得意なこと不得意なと」「考え方のクセ」等について、書き出してみることから始めてみましょうとお伝えしました。また、作成の際には、「簡潔に書く」「プラス面を意識して書く」ことの大切さをお伝えしました。

【志望動機について】
履歴書の中での記載が必須となっている「志望動機」については、書類選考を通過して面接に選ばれるための書き方のポイントをお伝えしました。志望動機の作成の際に意識する項目をご紹介いたします。
・読み手の気持ちを想像して作成する
・「熱意」が伝わるよう意識する
・「志望理由」を明確にする
・ウェルビーでの日頃の訓練と紐づけする など
何よりも大切なのは、「自分の経験や良さを活かして、この会社で働きたい!」という熱意が相手に伝わるかどうか、だと感じています。
カリキュラムの終盤では、実際に書類を作成したり自分の特徴の書き出しを行っていただきました。当日参加された皆さんは、いつも以上に真剣な眼差しでこちらの話に耳を傾けてくださっていました。今回参加いただいた皆さんの様子を通して、「書類作成に大変苦労しています。」「どんなことを書けばいいか分かりませんでした。」「講義に参加してみて作成のイメージがつかめました。」などのお声をいただきました。私たちスタッフも大変ご好評を頂いたと感じました。そこで、題しまして「特別カリキュラム 応募書類道場 ~第弐章 開幕~」を9月7日(火)に開催することとなりました。
スタッフ間で今回の内容を精査した上で、さらにより良いカリキュラムが提供できるよう準備を進めていきたいと思います。

※ウェルビー新潟センターでは、見学・体験を随時受け付けております。「就職を希望しているけれど、すぐに社会に出るのは不安」「就労に向けてまずは生活リズムを整えたい」「自分に合った適切な配慮を受けられる会社に入りたい」等など、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせ下さい。スタッフ一同、心よりお待ちしております。