【錦糸町】対談ブログ

ウェルビー錦糸町センター

~対談ブログ~

 

みなさま、こんにちは。

2020年が明けて間もなくから、暗いニュースが続いており、不安や不便を感じずにはいられない

日々であると思います。

そのような中ではありますが、今回はウェルビー錦糸町センターから、採用面接を受け、内定をいただくことが出来たご利用者のお話を、スタッフとの対談形式でご紹介いたします。

それでは、どうぞご覧下さい。

 

スタッフ:「Aさん、この度は内定おめでとうございます。Aさんはウェルビー錦糸町センターをご利用になられてから1年9ヶ月が経ちましたが、今日はこれまでの歩みについてお話をうかがいたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」

Aさん:「よろしくお願いいたします」

スタッフ:「まずは、内定をいただいた時の率直な感想をお聞かせ下さい」

Aさん:「はい。とても嬉しかったです。職場見学をさせていただいて、“是非ここで働いてみたい”と思っていましたので、内定のご連絡をいただけた時は本当に嬉しかったです。一瞬ボーッとしてしまいましたが、あとから嬉しさがじわじわとこみ上げてきました」

スタッフ:「本当におめでとうございます。後日内定の書類も届いて、少しずつ実感が湧いてきましたよね。ところでAさんは、ウェルビー錦糸町センターをご利用になられた最初の頃、

今のような未来を想像していらっしゃいましたか?」

Aさん:「想像していませんでした。最初は通うことに慣れることから始まり、徐々に終日、週5日に増やしていきました。ウェルビーで様々なカリキュラムを受けているうちに、次第に自己理解が深まり、自分に向いている仕事について考えたり、調べたり、動いていく中でイメージが具体的になってきました」

スタッフ:「スタッフといろいろ相談をしながら段階的に就職の準備を整えていったことで、今があるということですね。改めて、Aさんがウェルビー錦糸町センターをご利用になったきっかけをお聞かせ下さい」

Aさん:「通院先に就労移行支援事業所の方が来ていたのでお話をし、そのような場所があるの?と、思ったことがきっかけです。通いやすそうなところをいくつかピックアップして、それぞれ体験をさせていただきました。ウェルビー錦糸町センターはスタッフの雰囲気が良く、ご利用者様の方々も自分のペースで課題に取り組んでいる姿が印象に残り、通所することにしました」

スタッフ:「就労移行支援事業所で実際に働いているスタッフとの出会いがきっかけだったのですね。

そこからいくつかの事業所を体験され、ウェルビー錦糸町センターを利用することに決めた

Aさんですが、ウェルビー錦糸町センターの第一印象はいかがでしたか?」

Aさん:「さりげなく優しくて、温かい雰囲気があり、居心地が良さそう、という第一印象でした。話を良く聴いて下さり、安心して通えそうだと思いました」

スタッフ:「ご自身にとって事業所の雰囲気が合うかどうかは体験をする際の確認ポイントであると言えそうですね。現在通っていて、Aさんから見るウェルビー錦糸町センターの雰囲気を教えて下さい」

Aさん:「第一印象と変わることなく、スタッフは親しみやすく、ご利用者様は静かに自分の課題に集中

している感じです。それぞれの“距離感”がちょうど良く、規律がある中でも堅苦しくなく、自由な雰囲気があります」

スタッフ:「オンとオフがしっかりしているといった感じでしょうか。就職を目指すにあたり、自由過ぎてもメリハリがなくなってしまうし、堅苦し過ぎても通い続けるのが辛く感じてしまう、そのバランスがAさんにとってはちょうど良かったのかもしれませんね。少しずつ通う時間や日数を増やしていったというお話でしたが、Aさんはどのようにしてウェルビー錦糸町センターの雰囲気に慣れていきましたか?」

Aさん:「最初の頃は静かにカリキュラムに参加していましたが、グループワークやグループディスカッション等で意見を交わしたりする中で、共に学ぶ仲間という感じがして、徐々に普通の会話もするようになりました」

スタッフ:「カリキュラムへの参加を通じて、少しずつ自然に周りの方とコミュニケーションを取っていき、顔なじみになっていったのですね。最初はどのような距離感で周りの方々と関わっていったら良いか、戸惑ったり悩んだりすることもあると思いますが、グループワークやグループディスカッションはテーマが決まっているので、共通の話題から出発することが出来て、実は雑談より安心感があるんですよね。通うことに慣れていくと、通い続けること=継続することが次のステップになっていったかと思いますが、ウェルビー錦糸町センターへ通うにあたり、Aさんが体調管理で気を付けていたことはありますか?」

Aさん:「体調面では、規則正しい生活リズムを保つこと、きちんと服薬すること、適度な運動を心掛けました。以前は悩みを一人で抱えがちだったのですが、報連相(報告・連絡・相談)を繰り返していくうちに、ストレスを溜めない工夫が出来るようになってきました」

スタッフ:「Aさんご自身で努力されたことと、周囲と協力して取り組まれたことの2本立てですね。どのようなことでも言葉にして発信=報連相することが、心を軽くしたり、問題解決につながったりするのだという感覚をつかまれたご様子ですね。いろいろな収穫があった時間だと思いますが、ウェルビー錦糸町センターではどのようなことが学べましたか?」

Aさん:「一言で障害と言っても、1人1人違いがあり、いろいろな“個性”を持っています。そうした環境の中でお互いを認め合いながら、理解が深まったことが大きな学びでした。様々なカリキュラムを通して、“自分を知る・仕事を知る・働く力を身につける”ということが分かってきました」

スタッフ:「お互いに違う個性を持った人同士が関わり合う中で、自分のことを客観的に知る機会になり、カリキュラムへの参加も、自分に合った働き方を知る機会になりましたね。Aさんが好きなカリキュラム、就職活動に役立ったと思うカリキュラムは何ですか?」

Aさん:「就職活動プログラムでは、自己理解することから始まり、その後、自分と仕事について考えることが出来たので、とても実践的でした。ウォーキングやストレッチ、頭の体操はリフレッシュ出来たので好きなプログラムでした。グループで取り組むワークは皆で協力しながら答えを導くことが出来たので、今後に役立てられるのではないかと思います」

スタッフ:「自己理解というキーワードが出てきましたね。私はよく、仕事選びは洋服選びに似ているという話をするのですが、自分の身長や身幅、腕の長さや首の太さ等、自分のサイズを知らずに洋服を買った場合、どんなにデザインや素材が素敵でも、しっくりこなくて着心地が悪く、長く着続けることは難しいと思います。自分の体力、スキル、どのようなことがストレスになりやすいか等をしっかりと把握して、その上で仕事内容や働く環境を選んでいくことが大切ですね。オンとオフの切り替え方や、チームで成果を出すには実際に自分がどのように動くことが出来るのか、そういったことを知っておくことも、とても大切だと思います。ところで、Aさんはウェルビー錦糸町センターへ通う中で、不安だったこと、大変だったことはありますか?」

Aさん:「ウェルビーに通うことが楽しみなので、不安はありませんでした。家とのバランスを取るのに悩むこともありますが、その都度早めに相談することが出来たので、ストレスが過剰になることを回避出来たと思います」

スタッフ:「やはり報連相が肝心ということですね。ご自分の“サイズ”が分かってきて、ストレス対処方法も確立され、報連相も習慣となって、Aさんはどのように就職活動がスタートしていきましたか?」

Aさん:「約1年訓練してきたところで、そろそろ就職活動をしようということになりました。最初にしごと財団で実習先を探し、1週間ほど実習させていただきました」

スタッフ:「実習は、希望する業務内容が本当に自分のイメージする働き方に合っているかどうか、体験的・実践的に確認出来る良い機会ですよね。Aさんは実習を通じて、こういう仕事がしたいとイメージが出来ていったのを覚えています。実習以外の就職活動は具体的にどのようなことをしましたか?」

Aさん:「ハローワーク主催の面接会に参加するため、企業のホームページを見て研究したり、応募書類を準備したり、面接練習をしたりしました。ハローワークやウェルビーの担当者に相談して助言していただいて、次第に自分のやりたい仕事が絞れてきました」

スタッフ:「どのような人材が求められているか、いろいろ情報収集をして自己PRを完成させましたね。

応募書類を作成するだけでもなかなかのエネルギーが必要でしたが、面接練習は実際にやってみると思っていることが上手く言葉にならなかったり、質問に対する答えが途中で分からなくなったりと、苦労することも多々ありましたね。就職活動で不安だったことはありますか?」

Aさん:「ウェルビーに通所してから1年経過した頃から就職活動を始めましたが、いくつか面接を受けていくうちに半年があっという間に過ぎてしまったので、2年の利用期限内に就職が決まるのかということが心配でした」

スタッフ:「面接は何社くらい受けましたか?」

Aさん:「7社受けました。書類選考を含めると10社くらいになります」

スタッフ:「面接はやはり緊張しましたか?」

Aさん:「緊張はありましたが、素直に話すことを心掛けました。質問に答えているうちに、“あれっ、答えがずれているかも!”と、思うことが何回かあったので、気持ちを落ち着けることが大切だと思いました」

スタッフ:「緊張しながらも冷静さを保てていたのですね。面接練習でご自身の傾向をつかんでいたのも良かったところだったのではないでしょうか。内定をいただけたのは、振り返ってみて、どのようなところが面接官の心をつかんだと思われますか?」

Aさん:「障害についてはかなり深く質問されました。自分なりの向き合い方や症状が出そうな時の対処法や工夫を具体的に話していると、面接官がうなづいて耳を傾けて下さっている感じがして、心強かったです。仕事についてはブランクがあり、未経験の仕事内容も含まれましたが、仕事に対する興味や意気込みを話した時、笑いも起き、ちょっと和やかな雰囲気になりました。あまり飾らずに素直に話せたことが良かったのかなと思いました」

スタッフ:「会社・職場というチームにAさんをお迎えして、一緒に働くことをイメージした時に、その素直で飾らないご様子が仲間たちとも上手くやっていけるのではないか、そう思っていただけたのかもしれませんね。間もなくお仕事が始まりますが、これからの希望・目標・夢を教えて下さい」

Aさん:「久しぶりに仕事をするので、なるべく早く仕事を覚えたいですが、焦らず一歩一歩進んでいきたいです。目標は元気で長く働くことです。オフタイムも大切にして、オンとオフをバランス良く過ごしていきたいです」

スタッフ:「長く働き続けることを考えて、そのための心構えがしっかりと出来ていらっしゃいますね。もう私たちスタッフからは言うことがないくらいです。それでは最後に、これから就労移行支援事業所を選ぶ方、就職を目指す方々へ向けてメッセージをお願いいたします」

Aさん:「私はウェルビー錦糸町センターに出会えていろいろな体験や学びが出来て、ラッキーでした。

就労移行支援事業所は実際に行ってみて、自分に合うかどうか、見極めることが大切だと思います。自分の直感を信じて、相談しやすそうか、カリキュラム内容が目指す就職先と合っているか、通いやすい場所か、自分がなじめそうな雰囲気か等を検討して選ぶと良いと思います。

就職活動は信頼できるスタッフに相談しながら一緒に進めていくのが良いと思います」

スタッフ:「ありがとうございました。これから新しい生活が始まるAさんですが、就職後もウェルビー

錦糸町センターと二人三脚で、職場定着を、そして定年退職を目指していきましょう。

本日は貴重なお話をありがとうございました。インタビューは以上です」

Aさん:「こちらこそ、ありがとうございました」

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Aさんのこれまでの歩みはいかがでしたでしょうか?

就労移行支援事業所という場所があることを知ったばかりの方、

すでにいくつかの事業所を検討中の方、ウェルビー錦糸町センターでは

皆様の健康・安全に配慮しながら、ご希望される方には見学・体験も随時

受け付けております。

是非お気軽にお問い合わせ下さい。スタッフ一同、お待ちしております。