- カテゴリー
- 精神障害
- 症状
- 統合失調症、うつ
- 性別
- 男性
- 年代
- 40代
- 職種
- デザイン業
- 名前
- K・T様
ウェルビーに通ったきっかけ
15年ほど前に統合失調症を発症し、回復後はクローズで一般就労していました。その後体調を崩して4月に退職し、「障害者枠での再就職も選択肢に入れて仕事を探そう」と考えていたところ、開所したばかりのウェルビーのことを5月に知りました。
一人で就職活動をしていると緊張感をもって毎日を過ごすことが難しく、生活のリズムも崩れがちになります。毎日決まった時間に通所でき、様々な職業訓練のプログラムを受講可能かウェルビーのサービスをうまく活用しながら体調の回復を図り、再就職活動のサポートをお願いできればと思い、6月からウェルビーを利用することに決めました。
就職活動について
週5日間の利用に疲労やストレスを感じなくなり、センターのプログラムもある程度こなせるようになった8月初めから、再就職活動を開始しました。
センターの紹介で特例子会社の見学などもさせていただきましたが、私自身が職業経験を積んできた建設コンサルタント業界で再び働くことを第一目標とし、障害を開示して一般枠の求人に応募するという形で動き始めることにしました。
ハローワークを通じて、実家近くの設計事務所に応募したところ、幸いにも病歴や定期的な通院にも理解を示していただき、9月からの採用が決まりました。
ウェルビーの利用を検討している方へ
ウェルビーには、障害の程度や回復度、職業経験の有無など、利用者個々人の適性に応じた、多様で柔軟な職業訓練プログラムが用意されていると思います。私はパソコンのブラインドタッチ入力や、パワーポイントの操作ができるようになりました、
職業訓練プログラムだけでなく、気分転換のためのレクリエーションや体力づくりを兼ねたウォーキングなどのカリキュラムを通じて、在職中は苦手だった息抜きや休憩の取り方などの大切さも実感しました。
現在ご利用を迷われている方も、まずは見学や体験といった形で、ウェルビーのセンターをのぞいてみてはいかがでしょうか。
最後に
世間ではまだ偏見の多い、精神の障害を抱えながらの仕事探しや職業生活は様々な困難があると感じます。私の場合、病気を隠して働いていた時期は、多忙で定期的な通院もままならず、「いつ再発するのか?」「会社や周囲の人間に病歴がばれないか?」という不安を抱えたままの辛い日々でした。
今回、ウェルビーに通わなければ、障害開示という働き方を選ぶことはなかったと思います。3ヶ月間の利用でしたが、職員の皆さんによるサポートやアドバイス、同じ悩みを抱えた利用者の皆さんとの交流を通じて、「オープンで働く」という決心が徐々に固まっていったように思います。
ウェルビーで学んだことを活かして、健康で長く働き続けることができるよう頑張ります。
ありがとうございました。