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株主の皆様へ

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 大田 誠

ウェルビー株式会社
代表取締役社長 大田 誠

株主の皆様には、日頃から格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

当社グループは、「全従業員の自己実現と幸福を追求するとともに、すべての人が「希望」を持てる社会の実現に向けて」という理念のもと、社員の育成や労働環境の向上に力を入れるとともに、1人でも多くの障害者の方に、成長と活躍の場を提供することを会社の経営の基本方針としております。


はじめに、2022年3月期に新規事業であるヘルスケア事業に進出し、初年度は約3億円の営業利益を計上したものの、2期目である2023年3月期に多額の評価損の計上を余儀なくされました。
その後、事業撤退の意思決定により、総額で約26億円もの損失計上をしたことで、純資産価値を大きく毀損させる結果となってしまい、株主の皆様には深くお詫び申し上げます。
失った信頼を取り戻すべく、これまでの本業である福祉事業をさらに発展させ、ローリングしました中期経営計画の達成に邁進してまいります。
引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。

2023年3月期の事業面の取り組みとしましては、新規拠点の出店を継続するとともに、既存拠点の稼働率の維持ならびにサービス品質の向上に努めてまいりました。就労移行支援事業所は11拠点、療育事業所は9拠点を出店し、2022年10月には群馬県で療育事業所を6拠点運営しているハピネスカムズ社の株式を取得したことにより、期末時点における運営事業所数は、合計165拠点(就労99拠点、療育66拠点)となりました。
また、2022年12月には九州エリアで介護事業所を4拠点運営しているナオン及びクロヤマ社の株式を取得したことにより、介護事業を開始いたしました。

当社グループは、さらなる事業を拡大するとともに、安定的な収益基盤を確立させるため、前年度に策定した中期経営計画(2023-2025)の目標値に対する進捗状況及び外部環境の変化等を鑑み、ローリング方式にて連結計画の見直しを行い、最終年度の2026年3月期の目標値を連結売上高141億円、連結営業利益23億円といたしました。
計画期間においては、福祉事業をさらなる成長軌道に乗せるべく、新規開所を継続させながらも、人的投資を中心とした「事業基盤強化」を図りつつ、盤石な基盤構築につとめてまいります。

2023年3月期の配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純損失1,370百万円のため、誠に遺憾ながら無配とさせていただきましたが、2024年3月期の配当金につきましては、1株当たり8.2円(中間配当4.1円、期末配当4.1円)を計画しております。
なお、内部留保資金につきましては、経営体質の強化と事業拡大を目的とした中長期的な事業原資として利用していく予定であります。

株主の皆様におかれましては、今後とも、より一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2023年6月

代表取締役社長大田 誠

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